「大学全入時代」富裕層の陽キャの子供には有利? 最近の総理は私大出身が続いてますが…
うちの娘が高3で受験生なんですが「大学全入時代」っていわれてるそうですね。受験人口と大学の募集人員がほぼ一致してるため計算上は全員合格できるのだとか。そして実は今が第1次受験シーズンなんですよね。指定校推薦の選抜や小論文や面接中心の一般選抜といわれる試験の。今や大学も少子化で生徒の確保に必死だそうです。
私の頃(第2次ベビーブーム世代)は受験人口およそ200万人。それに対して現在100万人ちょっととほぼ半分な上に、30年前の私の頃にはなかった新しい大学も増えてるようで、いわゆるFランク大学といわれる九九ができなくても入れる大学さえあるんだとか。有名私立大学は付属校を増やして早めに生徒を確保。さらに指定校推薦という優秀な高校で品行方正な生徒も確保してかなりの定員を埋めるそうです。その結果一般入試の定員が少なくなり年内には半分の受験生が合格するという報道もありました。
ただ従来の筆記ではない試験制度には賛否両論あるようです。今までの詰め込み型偏差値偏重主義からの転換なのでしょうし、私立は大学とはいえ経営もありますから企業に対して使える人材を供給し、その実績は生徒集めに役立てたいところ。勉強だけの生徒よりコミュニケーション能力にたけた生徒や総合力のありそうな生徒を企業が欲しがるのは必然ですね。一方で留学経験による英語力やボランティア経験を重用するのは不公平という声も。富裕層の陽キャの子供に有利なだけという極論がありましたが、確かにそんな側面もありそうです。付属校なんてベラボーにお金かかりますしね。