ジャニーズ事務所と週刊文春の「23年戦争」…“少年愛”の暗黒史をえぐり続ける果敢

公開日: 更新日:

 文春は、「学校に通えないスケジュールを課すなど子供たちを預かる教育的配慮に欠ける」「少年たちと契約を交わさないため、その結果、少年たちに給与面での待遇差など不利益が生じている」と批判し、中でも深刻なのが、ジャニー喜多川社長による少年への性的虐待だと追及したのである。

「誘い文句は『ユー、今日ウチへ来る?』。そして少年たちを寝泊まりさせていた自宅やコンサート時の滞在先ホテルで、性的な行為を繰り返していた」と報じた。

 当時、10人以上の元ジュニアたちが被害を打ち明けたという。

〈マッサージは筋肉がほぐれて本当にうまい。でも、パジャマを脱がすと、すぐに口です。いつも歯が当たって、痛いんですよ〉(文春1999年11月11日号)

 こうした行為は青少年健全育成条例や刑法の強制わいせつ罪に抵触する可能性もあったと、文春は難じている。

 ジャニーズ事務所はすぐに動いた。1999年11月、文芸春秋に対して名誉毀損の損害賠償(計1億700万円)を求めて提訴したのである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動