ジャニーズ性加害問題で事務所は“金づる”であるファンの反発とスポンサー離れ危機に大慌て
藤島ジュリー景子社長(56)は嘘をついている。
BBCを含めたメディアに対しては取材にも応じなかったのに、最大の「金づる」であるファンから「第三者による検証・調査を求める署名(1万6125筆)」が届いたことであわてたのであろう。このままいけばファンクラブからの脱退者が相次ぎ、ひいては自社のタレントをCMに起用しているスポンサーが離れていくのは間違いない。
事務所の存続が危うくなる。相当な危機感を感じ、事務所開設以来初めて、社長が出演する動画を公式サイトに公開したのである。
ジュリー社長は殊勝な顔をして何度も頭を下げた。だが、創業者で叔父のジャニー喜多川による少年たちへの性的虐待問題については、「当事者であるジャニー喜多川(が亡くなっているため=筆者注)に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではない」といったのである。
しかし、喜多川の性的虐待問題を週刊文春が報道し、同誌の記事が名誉毀損に当たるとして事務所側が損害賠償を求めた訴訟で、2004年に記事の主要部分を「真実」と認める判決が最高裁で確定している。