故・上岡龍太郎さん 島田洋七が述懐する“粋な計らい”、公言していた“東京嫌い”秘話
■そりが合わなかった大物タレント
「1984年10月に故、横山ノックさんからの紹介で、フジテレビ系『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演したんですが、ここでも『東京は民度・文化レベルが低い』、『東京は田舎者の集まり』と発言してヒンシュクを買ったんです」(元番組制作関係者)
東京嫌いだった上岡さんがレギュラーを務めていた読売テレビ制作の人気番組「鶴瓶上岡パペポTV」が、1988年10月から東京でも放送されるようになり、90年10月からは「上岡龍太郎にもうだまされないぞ!」(フジテレビ系)で本格的に東京進出を果たした。
「東京進出してからも東京の悪口を言っていた上岡さんを見かねたある超大物タレントが、“東京がそんなに嫌なら来なけりゃいい”と言ったんです。それが上岡さんの耳に入ったようで彼は徐々に東京の仕事からフェードアウトしていきました」(前出・元番組制作関係者)
その後、上岡さんは2000年に58歳で芸能界から引退。引退後は趣味のマラソンやゴルフなど悠々自適な余生を送り、故・横山ノックさんのお別れの会など、冠婚葬祭以外で姿を見せることはなかった。合掌。
(本多圭/芸能ジャーナリスト)