前澤友作氏が“なりすまし投資広告”に激怒! ホリエモン、TKO木本武宏も巻き込む荒稼ぎ手口
最初に無料情報を送りつけるのも「巧妙な悪知恵」だという。
「この後に『もっと詳しい資料をメールで送る』といった方便で、本名とメールアドレス、電話番号、現在の資産額などを記入するフォームがLINEで送られてきます。ここでは『他人からの施しには何らかのお返しをしなければならない』と考える、心理学で言うところの『返報性の法則』が悪用されています。最初にタダでPDFファイルを貰っていることから、個人情報であっても入力してしまう人が一定数いるんです。その後は『1週間で100万円儲かる情報を10万円で買わないか』といった電話が執拗にかかってくることになります」(同)
■一度引っ掛かってしまうと「カモリスト」に登録される
ここからは、さらにエゲツない手口へと発展するという。
「もちろん儲かるはずもなく、実際に買った人がクレームを入れると、『もっと良い情報がある』『絶対に上がる株がある』などと、さらに高額の情報や架空の投資案件を勧められるといった仕組みです。基本的に支払いはスマホからの電子決済。数十万円以上の情報の場合は仮想通貨での入金を勧められますね。業者にとって仮想通貨は『確実に逃げ切れる入金方法』として重宝しているようです。一度登録してしまうと二次被害も待っていて、儲け話につられた人の個人情報のデータを集めた『カモリスト』が100人あたり10万円程度で業者間で売買されているんです。情報を一度送ってしまうと、色々な業者からひっきりなしに電話がかかってきますよ」(同)
有名人、一般人ともに被害は広がり続けている。