M-1グランプリの名審査に視聴者感激…海原ともこ&山田邦子は“お笑い愛”で好感度爆上がり
「令和ロマン」がトップバッターにして22年ぶりの優勝という快挙をなし遂げた漫才日本一「M-1グランプリ2023」(ABC、テレビ朝日系=24日放送)。
平均世帯視聴率は、17.2%(関東地区=ビデオリサーチ調べ・以下同)、28.0%(関西地区)で、年末の一大人気コンテンツに成長。注目度が高いだけに、SNS上では、出演者だけでなく、審査員についても論評されることが定番となっている。
今年の7人の審査員(中川家・礼二、サンドウィッチマン・富澤、ナイツ・塙、博多大吉、山田邦子、海原ともこ、そして審査委員長の松本人志)のうち、株を上げたのは、2人の女性審査員。
今回、初めて審査員を務めた海原ともこ(51)は1992年、実妹のやすよと中田ボタンに弟子入りし、海原やすよ・ともこを結成。2015年の「THE MANZAI」では、ビートたけしが「女の漫才師で今、一番面白い」として「たけし賞」を贈るなど絶賛。現在は、吉本の劇場でトリを務める実力派で、関西での知名度は圧倒的だ。
番組冒頭、海原は「人を審査するような性格じゃないんですけれども。漫才の説明が難しくてですね。感覚でやっちゃってるものですから。漫才愛で頑張ります」と言う通り、トップバッターの令和ロマンには、「トップってことを忘れるくらい会場を巻き込んでいた。勢いがあって漫才のスタイルが好みだった」、ハゲネタで押し切ったが最終決戦には勝ち残れなかった敗者復活のシシガシラには「すごく面白かったんですが、それだけにもっともっとと思ってしまった」などと、演者を頭ごなしに否定することなく“漫才愛”を持って、わかりやすい視聴者目線で腑に落ちる分析をしてみせるスタイルは好感を集め「ともこ姉さん」がXでトレンド入りした。
「大阪の気のいいお姉ちゃんがざっくばらんに話しているという感じで、関西の芸人もリスペクトする人が多い存在。今後、関東での仕事も増えてくるのではないか」(お笑い関係者)