慶応&吉本出身の理論派コンビ「令和ロマン」M-1優勝の決め手は「緻密な計算と戦略」
漫才日本一を決める「M-1グランプリ2023」(ABC、テレビ朝日系)の決勝戦が24日に生放送され、昨年の7261組より1279組増えた史上最高の8540組の中から、「令和ロマン」が19代目王者に輝いた。
令和ロマン(高比良くるま・29/松井ケムリ・30)は、2018年、慶応大学のお笑いサークルの先輩と後輩でコンビ結成。過去のM-1では、準決勝進出が最高位だったが、今回、決勝初出場で栄冠を手にした。
ファーストラウンドは、令和ロマン、シシガシラ(敗者復活)、さや香、カベポスター、マユリカ、ヤーレンズ、真空ジェシカ、ダンビラムーチョ、くらげ、モグライダーの順で行われ、さや香、ヤーレンズ、令和ロマン、の上位3組が最終決戦に進出。最終決戦では、7人の審査員のうち、4人が令和ロマンに、3人がヤーレンズに投票し、1票差で令和ロマンが優勝した。
■「審査員泣かせ」
決勝戦トップバッターの優勝は2001年の中川家以来、22年ぶりの快挙。その1本目のネタは、「登校中に遅刻しそうになった男の子と女の子がぶつかるネタ」で、会場は一気に笑いの渦に巻き込まれた。