それはないだろう東山紀之CEO!英BBC「捕食者の影」のインタビューで開き直り連発のウラ
東山自身が、ジャニー喜多川が欲望を満たすために少年たちを住まわせていた「合宿所」にいたのに、喜多川の不適切な行為を知らなかったのか、自身も被害者ではないのかという直截(ちょくせつ)な質問には、「僕自身はまったく聞いたことがなく、現場を見たことも、先輩や後輩から話を聞いたこともない。自分は不適切な振る舞いに及ばれたことはない」と全否定したが、これは想定内。興味深いのは、2004年に最高裁でジャニー喜多川の少年たちに対する性加害が認定されたのに、なぜ事務所内で噂にもならなかったのかという問いに対する答えである。
「あの時は麻原彰晃(の地裁判決=筆者注)に全ての目が行っていて、新聞も書くことがなく、一般の人たちもジャニー喜多川の判決に目が行っていなかったから、事務所内でもそれについて話すことはなかった」と答えたのである。メディアや日本人だってこの問題に無関心だったではないかと開き直っている。
アザー記者は今回のインタビューの核心に迫る。彼は、被害を受けたジュニアから、事務所のスタッフたちからも性的虐待に遭ったと言っていると聞く。すると東山は「僕が聞いているのは2人だ」と認めたのである。アザー記者は突っ込む。社内で少年への虐待があったのだから、その情報は警察に提供する必要があるのではないか。「僕らには法的権限がない。被害を受けた当事者が刑事告訴すればいい」と、まるで他人事である。しかもスタッフの1人は東山の当時のマネジャーだったのに……。