塩分は無意識に取り過ぎている…「食べて減塩」3つのポイント

公開日: 更新日:

 高血圧患者の食塩摂取量は、自覚している以上に多いことが分かった。
 国立循環器病研究センター病院高血圧腎臓科の大田祐子氏が、10月の日本高血圧学会で報告した。調査対象者は、高血圧専門外来に通院中の高血圧患者330人と、一般内科開業医に通院中の高血圧患者200人。

 大田氏によると、食塩摂取量は、専門外来に通院している患者の方が一般内科外来患者よりも少ないが、食塩摂取量の目標達成率はどちらも低かった。さらには、食塩を目標値以上に摂取している患者の多くが、「自分の食塩摂取量は少ない」と考えていた。

 東京都健康長寿医療センター・桑島巌顧問(高血圧外来)がこう指摘する。
「家庭での食事の減塩には気をつけていても、外食が多いためにトータルの摂取量が多い患者さんや、減塩を心掛けているといいながらも漬物に習慣的に醤油をかけたりして、無意識に塩分を多く取っている患者さんがいます。本当に減塩になっているのかを知ることが重要です」

 役立つのは食事メモだ。よく食べているメニューが、意外に塩分が多い場合がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」