健康食品の過剰摂取が招く「アレルギー症状」「肝機能障害」

公開日: 更新日:

 肝機能に障害がある人は肝臓に鉄分が蓄積されやすく、ウコンに含まれる鉄分が過剰にたまることで症状を悪化させるといわれている。

 ウコンの主成分であるクルクミンの1日当たりの許容摂取量は体重1キロ当たり3ミリグラム以下。健康な人も取り過ぎには気をつけたい。
 注意すべき健康食品は豆乳やウコンだけではない。横浜創英大名誉教授の則岡孝子氏(栄養学)は次の4種類についても警鐘を鳴らす。

■β―カロテン

 高い抗酸化作用があり、がん動脈硬化の予防効果が注目されている。しかし、サプリなどから取り過ぎると、β―カロテン過剰症になり、全身の皮膚がはげ落ちたり、関節や骨の痛み、脱毛、頭痛などの症状が出るケースがある。

 また、喫煙者が毎日20ミリグラムを5~8年間摂取し続けると、肺がん、前立腺がん、脳出血、心臓血管病のリスクが増加するという報告もある。
「野菜や果物から摂取する分には副作用の心配はありません」

■カルシウム

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動