がんも脳卒中も発見が遅れ…若作りの人ほど重大病を招く

公開日: 更新日:

 師走は、みんなヘロヘロだ。疲れが顔に出る。でも、同じように仕事をして、忘年会に参加しているのに、いつも元気で若々しい人もいる。そんな人は概して健康的と思われがちだが、決してそんなことはない。

「元気な人の方が“万が一”のときは危ない。若作りの人は要注意です」というのは、聖路加国際病院内科名誉医長で、西崎クリニック院長の西崎統氏だ。そういえば、ミスター・ジャイアンツもヤングマンも、脳梗塞で倒れ、重い後遺症が残っている。なぜ若作りの人は危険なのか。

「ポイントは、血圧と脈です。血圧は活動している日中に高くなって、夜間から寝ているときに下がります。この大きなリズムに加えて、ストレスや運動などの影響で、さらに上下する。健康診断で正常な血圧でも、仕事中の血圧が異常に高い人は少なくないのです。脈も、運動やストレスの影響で変化します。健康第一の医師が、脳梗塞や脳出血を起こすのは、概して夜勤明け。徹夜による睡眠不足とストレスのダブルパンチで、血圧や脈が乱高下し、重大病を引き起こすのです」

■無理するほどNK細胞が弱る

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメンテーター「早口すぎて何を言っているのか聞き取れない」ワースト5はこの人たちだ

  2. 2

    巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり

  3. 3

    魔性の女に翻弄された真田広之と手塚理美の離婚

  4. 4

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    悠仁さまは東大志望でも…一般受験生が選ぶなら"定評ある"トンボ研究の大学は?

  3. 8

    高市早苗氏の猛追に旧統一教会が見え隠れ…熱心な信者がXで「サナエ一択」を大拡散

  4. 9

    葉月里緒奈47歳“魔性の女”の現在地 セレブ生活の投稿が性に合っている?

  5. 10

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末