「正しい寝正月」3つのポイントを意識して睡眠の歪みを直す
ただし、光を感知させるリミットは普段の起床時間から4時間後まで。人間は光に対する感度が感知直後から徐々に下がっていき、4時間後になくなってしまう。普段、朝6時に起床している人は、10時までに窓際に移動したり、部屋を明るくする必要がある。
■ウトウトするのは午後3時まで
光に当たることが難しかったり、タイミングを逃してしまった場合は、「深部体温」の調整が効果的だ。深部体温とは内臓の温度のことで、人間は深部体温が高くなると活発になり、低くなると眠くなる。深部体温は、起床から11時間後(6時起床の場合は17時)に最高になり、22時間後(明け方4時)に最低になるリズムをもっている。
「深部体温が最高になる時間帯に眠って体温を下げてしまうと、リズムが後ろにずれてしまいます。普段、朝6時に起床している人は、深部体温がピークに向かいつつある午後3時以降は仮眠をとらないようにしてください。不足している睡眠の絶対量を増やすために仮眠をとるなら、午後3時をリミットにする。これを心がけていれば、リズムは簡単に崩れません」