涼しい夕方でも油断は禁物…「熱中症対策」4つの落とし穴

公開日: 更新日:

 Bさんはビールも飲んでいた。アルコールも脱水症状に陥りやすい原因になる。

■帽子の汗に注意

 直射日光を避けるために、外出時は子供に必ず帽子をかぶせていたCさん(31)。公園で遊ばせていると、子供がぐったりしてきた。日陰に寝かせ、足の付け根やわきの下を冷やし、ウチワであおいでもよくならず、病院へ。診断は熱中症だった。「水をこまめに飲ませていたのに」と話すCさんに、医師は「帽子の下の汗も問題になる」と言った。

「帽子をかぶり続けると頭に汗をかき、頭の湿度が高くなって熱中症を起こしやすくなるのです」

 帽子は熱中症対策に有効だが、汗をこまめに拭き取ることを忘れてはいけない。

■水イッキ飲みは“補給”にならず

「喉が渇いてから飲むのでは遅い」とよくいわれる。さらに、イッキ飲みも対策にはならない。Dさん(40)は買い物に出かける前に1リットルほど水を飲んだが、帰り道、熱中症に。


「イッキ飲みでは水は体内に吸収されません。ペットボトルを持ち歩き、少しずつ飲むことが大事です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動