涼しい夕方でも油断は禁物…「熱中症対策」4つの落とし穴
則岡名誉教授は、「汗をあまりかかない人と、多汗症など汗をよくかく人は、対策に一層努めなくてはならない」と警告する。
あまり汗をかかない人は、汗腺が正常に働かず、体温調整ができにくくなっている可能性がある。ほかの人以上に意識しての水分摂取が必要だ。
「1時間あたりコップ半分ほどの水を摂取してください。入浴、運動、ウオーキングで汗をかく習慣をつけ、汗腺の機能を鍛えることも忘れずに」
汗をたくさんかく人は、一般的に、“皮下脂肪が多い”“代謝が良い”“ストレスが高い”人が該当する。
「熱中症以前に、汗をかきすぎて血液がドロドロになり、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクを高めます。ミネラルを含む水をこまめに飲むように」
無事に夏を乗り切ろう。