米有力紙「時代遅れ」と指摘の腹筋運動 正しい鍛え方は?
「『シットアップ』と呼ばれる従来の腹筋運動は、2つ以上の関節を動かす『多関節運動』。脊柱(背骨)を曲げつつ、股関節も曲げます。正しく行えば効果的な筋トレですが、股関節を曲げる腸腰筋が背骨に付着しているため、屈曲のたび背骨にストレスがかかる。また、勢いよく行って背中を大きく丸めると、椎間板内の圧力が上がり、神経を圧迫して腰痛が起こりやすくなるのです。アスリートならともかく、一般の人にはおすすめしません」(カリスマスポーツトレーナーの坂詰真二氏)
WSJは〈潜在的に椎間板ヘルニアを発症させる恐れがある〉と散々な書きようで、メタボ腹を引っ込ませようと、腹筋運動にせっせと励んでいた人は大ショックだろう。じゃあ、腹筋を鍛えるにはどうすればいいのか?
WSJ推奨は、ヨガから派生した「プランクポーズ」。肩と垂直の位置にヒジを床につけ、かかとから肩まで水平に保つのがポイント。日刊ゲンダイの記者が実際に試すと、かなりキツイ! ホンの数秒で額に脂汗がにじんできた。
「両手を腰の下に敷き、両肩を床からチョットだけ離す『カールアップ』も安全で効果的です。日常的に運動していない方なら、まずプランクポーズを行い、次のステップとしてカールアップを行うといいでしょう」(坂詰真二氏)
最先端の腹筋運動で、「目指せ! シックスパック」だ。