米有力紙「時代遅れ」と指摘の腹筋運動 正しい鍛え方は?

公開日: 更新日:

「『シットアップ』と呼ばれる従来の腹筋運動は、2つ以上の関節を動かす『多関節運動』。脊柱(背骨)を曲げつつ、股関節も曲げます。正しく行えば効果的な筋トレですが、股関節を曲げる腸腰筋が背骨に付着しているため、屈曲のたび背骨にストレスがかかる。また、勢いよく行って背中を大きく丸めると、椎間板内の圧力が上がり、神経を圧迫して腰痛が起こりやすくなるのです。アスリートならともかく、一般の人にはおすすめしません」(カリスマスポーツトレーナーの坂詰真二氏)

 WSJは〈潜在的に椎間板ヘルニアを発症させる恐れがある〉と散々な書きようで、メタボ腹を引っ込ませようと、腹筋運動にせっせと励んでいた人は大ショックだろう。じゃあ、腹筋を鍛えるにはどうすればいいのか?

 WSJ推奨は、ヨガから派生した「プランクポーズ」。肩と垂直の位置にヒジを床につけ、かかとから肩まで水平に保つのがポイント。日刊ゲンダイの記者が実際に試すと、かなりキツイ! ホンの数秒で額に脂汗がにじんできた。

「両手を腰の下に敷き、両肩を床からチョットだけ離す『カールアップ』も安全で効果的です。日常的に運動していない方なら、まずプランクポーズを行い、次のステップとしてカールアップを行うといいでしょう」(坂詰真二氏)

 最先端の腹筋運動で、「目指せ! シックスパック」だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭