扁桃肥大、鼠径ヘルニア…夏休み“子に受けさせたい”治療
扁桃は口蓋扁桃とも呼ばれ、のどちんこの両横にあるリンパのこぶを指す。扁桃はアデノイドと違い、成長によりやや縮小はするものの、大きいまま大人になることが多いので注意が必要だ。
「アデノイドは成長につれて縮小しますので、治療しないでいいように思えるかもしれません。しかし、睡眠中に分泌される成長ホルモンが十分出ない、また日中の集中力の欠如など成長の妨げになる、そう判断される場合は、治療が必要になります」(中尾院長)
素人にはそのタイミングが分からないが、いびきが目安になる。正常な子供は大人と違っていびきをかかないという。手術日数の目安はアデノイド切除手術が3泊4日、扁桃切除手術は1週間程度だという。
■そけいヘルニアや近視進行抑制の点眼も
「飛び出した」という意味を持つ「そけいヘルニア」は、0~15歳の子供と、40歳以上に発症しやすい。太ももや足の付け根のそけい部に、しこりのような膨らみや腫れが生じ、こぶし程度の大きさになると痛みが伴う。