1000人調査で行動様式判明 まだ間に合う“夏太り”解消法

公開日: 更新日:

■“冷食”が基礎代謝を下げる

 夏は気温が体温に近くなり、冬と違って体温維持に力を使わないため、基礎代謝が一年の中で最も低くなる。だから、これまで通りに暮らしているだけでも太りやすい。

 さらに夏太り経験者は、「太るポイント」が追加されているのが問題。具体的には、①糖質中心の食生活②冷たい麺類、アイスクリーム、ビールなどの冷えたものを頻繁に取る③朝食抜き④運動不足──だ。

「糖質を過剰に取ると、血糖値が急激に上がって、ホルモンの一種であるインスリンが多く分泌されます。本来は糖をエネルギーに換えるインスリンですが、糖の摂取が多いため余剰分がインスリンによって脂肪に変わり、太りやすくなるのです」(則岡氏)

 冷たいものの取り過ぎは、内臓の温度を下げ、機能を低下させる。内臓の温度が1度下がると、基礎代謝が12~14%減少するという報告がある。つまり、季節による基礎代謝低下に、食事内容による基礎代謝低下がプラスされるのだ。

「基礎代謝12~14%減少は思っているより影響が大きく、たとえば成人女性で考えると、1日の基礎代謝量1200キロカロリーの場合、1度の低下で約144キロカロリーが貯蓄されます。月換算では4320キロカロリー。0.6キロ増える計算になります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド