【アトピー性皮膚炎】東京逓信病院・皮膚科(東京都千代田区)

公開日: 更新日:

塗り薬だけで7~8割が寛解

 乾癬とアトピー性皮膚炎の治療に定評がある同科には、全国から患者が訪れる。特に患者数の多いアトピー性皮膚炎は、常時1000人近くの患者が通院している。その中には、いくつもの皮膚科を受診してもよくならず、ドクターショッピングを繰り返した末に同科にたどりつく患者も少なくない。他院の治療と何が違うのか。同科の江藤隆史部長が言う。

「何も特別な治療をしているわけではありません。診療ガイドラインに沿った当たり前の治療をきちんとやっているだけです。ただ、アトピー性皮膚炎は外用薬での治療になるので、患者さんの薬の塗り方が悪いとよくなりません。その正しい薬の塗り方をねちっこく指導しています」

 治療は、体部と四肢の患部に塗るステロイド外用薬、首から上の患部に塗るタクロリムス外用薬(免疫抑制剤)、全身のスキンケアとして塗る保湿外用薬の3剤を基本とし、かゆみが強ければ抗ヒスタミン薬(内服)を補助的に使う。

■「ステロイドは副作用が怖い」は誤解

 しかし、症状がよくならない患者の8割はステロイド外用薬の塗り方に問題があるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ