出生率が高い県・低い県 九州・沖縄、四国は夜がお盛ん?
日刊ゲンダイの読者の多くは50代以上のサラリーマンやOL。そろそろ孫の顔が見たい人も少なくないと思います。少子化がますます厳しさを増していますが、出生率には地域差があります。つまり皆さんの子供がどこに住んでいるかで、孫ができる確率が違ってくるのです。自治体間の「合計特殊出生率」に焦点を当てて、違いを見ていくことにしましょう。
合計特殊出生率とは、1人の女性が一生のあいだに産む子供の人数の平均を指します。現在の人口を維持するためには「2.1以上」が必要といわれていますが、2015年の全国平均は1.46に過ぎません。都道府県レベルではどうなっているのでしょうか。
〈表〉は合計特殊出生率のベスト10、ワースト10をまとめたものです。ベスト10には西日本の各県が名を連ねています。とくに九州・沖縄と四国地方からは7県もランク入りしています。トップの沖縄県は1・96。女性が一生のうちに産む子供は平均2人ということになります。あなたのお子さんが沖縄に住んでいるとしたら、孫の顔を見られる可能性がかなり高そうです。