初夏こそ増える「睡眠の悩み」 専門家が対策法を解説
「早朝でもスッキリと目覚めたら、それで睡眠は終わりということ。そのまま起きてしまった方が体の調子は良くなります。それでも、早朝に目覚めて時間を持て余すのが嫌だという人は、①長く寝ようとして早い時間にベッドに入らない②夜中に目覚めても時計を見て時刻を確認しない③早く起きたからといって早く行動を始めない――ことを意識してください」
②「寝すぎてしまって、日中もヤル気が出ない」
現役サラリーマンにこうした悩みが多い。
気温が上昇する春から初夏は、代謝率が上がり、発汗、心拍数、血圧もアップして活動量が増える。その分、体は疲労するため、しっかり休息して回復させようとする。
「その際、リラックス状態で活発になる副交感神経が優位になります。その状態でさらに眠りすぎたり、休みすぎたりすると、集中しなければならない日中もダラけて、ヤル気が出なくなってしまうのです」
不調を解消するには、寝すぎない、休みすぎないことが大切になる。休日でも、自宅で少しだけ仕事をしたり、体を動かすなどして、交感神経を高めるような活動を心掛ける。