“新しくない”新薬が続々登場 古い薬が見直されているワケ

公開日: 更新日:

 なぜ、薬の見直しがこれほどまでに続いているのか? 医学の進歩でこれまでわからなかった作用機序や新たな薬理効果が明らかになってきたこともあるが、大きいのは製薬会社のフトコロ事情だ。

「いまやあらゆる薬物が調べつくされたため、新しい薬物が医薬品として世に出る確率は3万分の1以下。薬の開発には20年近い年月と数百億円の資金が必要とされていますが、いまは医薬品にならない可能性が高いのです。しかも、主力薬品の特許切れにより各製薬会社の収入が劇的に減少して、新薬開発への投資額が減らされている。これを打破するのが既存薬再開発(ドラッグリポジショニング)なのです」

 今後は、比較的安くて安全な“古くて新しい薬”が出てくるだろうが、画期的新薬というものは少なくなるのかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係