一方、肝臓がんにはマイクロ波凝固療法など、切除術よりもマイルドな治療法があります。がんがある程度小さければ、こちらの方が安全で効果的です。
肺がんも手術割合が低いがんです。数字から、新規患者の3人に1人しか受けていないことが分かります。ステージⅢ以上で、実質的には大半の患者が手術対象外になってしまうということと、放射線や抗がん剤が比較的よく効くことが影響していると思われます。
前立腺がんも手術はかなり少なめです。こちらはホルモン剤と放射線がよく効きます。また高齢者の前立腺がんは、おとなしいものが多く、むしろ放置しておいたほうがQOLを保ちやすいといわれています。