“カーテン”が下りてきたら…アイマスクで安静にして寝る

公開日: 更新日:

 目薬をつけても、目を温めたり冷やしたりしても効果はない。受診まで時間がかかるようなら、その間は安静にしていることが大切という。

「硝子体出血では出血が少なければ、イスに座って安静にしていれば赤み(出血)は重力で下に降りてきます。網膜剥離も体を動かすと振動で剥離が進んでしまいます。実際には黒く見える部分とは反対側の網膜に剥離が起きています。ですから黒い部分が上や下にある場合には、あおむけに寝て安静にしていた方がいい。右にあれば体の左側を下にして寝る、左にあれば体の右側を下にして寝て安静にするのがいいでしょう」

 眼球が動いてしまうことも出血や剥離を促すのでよくない。左右の目は連動して動くので、できれば両目を覆うアイマスクをして安静にしているのがいいという。硝子体出血や網膜剥離を放置すると失明につながる。必ず受診しよう。

 また、症状がすぐ消える一過性黒内障も放置すると怖い。頚動脈から枝分かれした目の網膜に行く動脈が頚動脈に生じる血栓や塞栓で一時的に詰まるのが原因で、脳梗塞の前兆とされている。必ず眼科や神経内科で鑑別してもらおう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動