著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

あらゆる病気を予防 「抗炎症ダイエット」がNYで大人気

公開日: 更新日:

 ニキビから関節炎、うつ病まで、考えられるあらゆる人間の病気の共通点は、繰り返し発生する「慢性炎症」です。特に心臓疾患、がん腎臓病、呼吸器疾患、脳卒中、アルツハイマーなど命に関わる病気も、長年繰り返されてきた炎症がきっかけになることが分かってきています。

 こうした炎症をコントロールする食生活が「抗炎症ダイエット」。近年の研究では炎症を減らして病気を予防するだけでなく、アンチエイジングにもなるといううれしい研究結果もあります。

 ではいったい何を食べればいいのでしょうか? まず、食物繊維が豊富な生野菜や果物をたっぷり取りましょう。ハーブやスパイス、特にウコンとショウガは抗炎症の効果があることが注目され、ウコン入りドリンクは今、ニューヨークの若者の間で人気上昇中です。

 タマネギ、ネギ、ニンニクなどのネギ科の野菜、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどアブラナ科の野菜は抗酸化作用があり、抗炎症効果が期待できます。

 飽和脂肪は摂取カロリー全体の10%に抑えます。牛肉などの赤身肉は週1回以内にし、マリネにすれば料理をする時に毒性のある化合物が出にくくなります。オメガ3脂肪酸を多く含むクルミ、フラックスミール、大豆などの豆類を積極的に取り、サケ、サバ、イワシ、カキなどの魚介類は週3回は食べたいところ。油もオーガニックのオリーブ油、キャノーラ油など、できるだけ良質なものを使いましょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差