急性骨髄性白血病<2>「治療しなければ2週間で死ぬ」

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「体力が少しずつ回復し、頭もすっきりしてくると、余計に病気の重大性がわかってきました。なんか、目の前に底なし沼は広がってきているようで……」

 急性骨髄性白血病は、骨髄移植(造血幹細胞移植)の提供者が現れない限り、寛解後療法を継続しなければならない。

 誰が提供者になってくれるか。第一候補者としてまず妹の血液(白血球)を採取した。しかし、妹の血液とは型が合わず、不適合である。

 続いて長女からと思った。だが長女は出産したばかり。骨髄液を抜くことにためらいがある。

 長男、次男の血液も検査され、医師から「移植可能です」との知らせを受けた。

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