男性患者にもメリット 白斑の悩みは専用化粧品で解決する
一方、神経支配領域に一致して片側に生じるのが「分節型」。数年間は白斑が拡大あるいは新生し、その後、固定する。分節型から非分節型に移行する「混合型」もある。
「治療は、ステロイド外用薬などの外用療法、紫外線療法、手術療法、すべての皮膚を白斑にしてしまう脱色素療法があり、拡大・新生が見られる進行期か、1年以上変化がない固定期かで治療法が異なります」
進行期は主に外用療法、紫外線療法。治療効果が出てくるのは約3カ月後からだ。固定期になると、手術療法、脱色素療法(保険適用外)も検討される。長期にわたるステロイド外用薬では副作用に注意しなければならない(外用を中止すればほとんど治まる)。
紫外線は無駄に継続すると皮膚がんのリスクが高まる。
「顔、首は他部位に比べて治りやすく、発症して間もない時期は効果が出やすいです。しかし、男性の口周りなど刺激が加わりやすい部位は症状を繰り返しやすく、手足や膝など飛び出ている部分は難治です。陰部はこすれやすいので再発しやすく、治療の副作用も出やすいです」