ネット社会で納得した治療を受けるためには信じて任せる
2週目も特に問題はありませんでしたが、3週目に「白血球数が2500に減っています。今週は休み、来週に延期します」と言われました。それでも3週目の抗がん剤治療は無事に終わり手術に臨むことになりました。
■ネットで調べても混乱するだけ
手術は合計6時間もかかりましたが、翌朝、H医師は「肉眼ではがんはすべて取れました。がんが進んでいた左の腎臓も取りました。体力が回復したら、また再発予防のために抗がん剤治療を行います」と笑顔で話してくれました。手術後の経過も順調で、10日後に退院。近所のA医師に報告に行くと、とても喜んでくれました。さらに、Wさんは率直な不安を打ち明けます。
「でも、また抗がん剤治療です。今度は腎臓が片方しかありません。薬の量はどうなるのでしょうか? もし、量を減らしたら再発のリスクが高くなるのではないかと、とても心配です。たくさんネットで調べましたが、どれが正しい情報なのか分かりません」
すると、A医師からこう言われました。