「炭水化物」多少の取りすぎや不足は大した問題ではない
日本人の炭水化物摂取割合が55~60%くらいという状況で、炭水化物の摂取割合が50~55%で一番寿命が長いという情報はいったいどのように役立つのでしょうか。
具体的に考えてみましょう。国民健康栄養調査では男性では2000~2200キロカロリーの総エネルギー摂取量です。ここでは大ざっぱに1日2000キロカロリー食べるとしましょう。そのうち50%の1000キロカロリーを炭水化物から取る場合、茶わん1杯、6枚切り食パンの1枚半が250キロカロリーですから、1日で毎食茶わん1杯か食パン1枚半を3回にお菓子、果物ちょっとみたいな感じです。茶わん4杯食べるとそれだけで1000キロカロリーですから、お菓子、果物はほんの少々ということになります。
しかし、こんなふうに考えると憂鬱なところもあります。今日は夕食のご飯をおかわりしたので食後のアイスはやめておこうかな、みたいになるわけです。食事は健康のためと同時に日々の生活の最も重要な部分でもあります。健康のためと言いつつ、そこが憂鬱になってしまっては、なんだかなあという感じです。