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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

サラバ人並み 遺伝子分析で始まる個別化「医療」と「栄養」

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 また最近、健康保険の適用が決まった「キムリア」は、ある種の白血病の治療法ですが、まさに個別化医療そのものです。患者自身から採取した免疫細胞をゲノム編集で改良し、白血病細胞に対する攻撃力を強化して、体内に戻すというものです。ただし患者ごとの特注品ですから1回の治療に要する医療費は、約3300万円と超高額です。

 そういう特殊な病気だけでなく、日常的な健康管理と生活習慣病の予防にも、個別化が応用できないかと考えるのは、ごく自然な流れです。とくにダイエット、つまり食事と体重管理には、なかなか標準的な方法が見つからないのが現状です。

 そこで登場してきたのが「個別化栄養(Personalized Nutrition)」というアイデアです。

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