肩こりや腰痛を解消 頭部をゴシゴシするだけで健康に?

公開日: 更新日:

「もともと介護の現場にいたことがあり、体を起こすことができない寝たきりの方の、全身の硬直を取るのが課題でした。どうやって腰や背中や膝などの筋肉を緩めてあげればいいのだろうと考えた。そこで脳に逆に刺激を加えて神経を緩めてあげるという治療を取り入れようと思ったのです」

 理論はこうだ。脳は全身からのあらゆる情報を受けて、心身をコントロールする。脳内の脳脊髄液という液が背骨に流れて、骨盤の中心にある仙骨に向かって流れる。脳と背骨はこの脳脊髄液でつながっているから、頭と体は相関性があるといえるそうだ。

 この「頭蓋仙骨療法」は単純で、頭蓋骨をゴシゴシさすることで効果が発揮される。

「頭蓋骨は大小23個の骨が組み合わさって形成されていますが、ガチガチに硬いように見えて実は、いつも動いているのが正常な状態なのです。生活習慣の乱れによって、23個のうち、どこかの骨が歪めば、ほかの骨に負荷がかかります。頭が歪んで頭蓋骨の動きが止まると、脳脊髄液の循環がうまくいかずに痛みや不調を来します。頭をさすることで頭蓋骨の歪みを戻し、症状を緩和できます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動