自分にとっての新たな挑戦「ミックス」に取り組んでいる
自分にとっては新たな取り組みですから、もちろんイチから勉強し直しました。3月いっぱいで任期を終えて院長を退任し、自分の時間が増えたので、朝起きてからミックスを解説したビデオ映像を繰り返し見たり、文献も読み込みました。実際に施術するまでに練習も重ねました。
とはいえ、これまで積み上げてきた手術経験のベースがあるので、まったくの未知な世界を手探りで進んだ……というわけではありません。ポイントさえつかめば、それほど難しいものではないといえます。いまはだいたい1週間に1回はミックスを行っていて、1日に2回実施したこともあります。
ミックスを実際に行ってみると、やはり視野が狭いため術者には余計なストレスがかかります。従来の手術なら自分の手で触れて操作できる処置が、切開の範囲が小さいことで手を入れることができないため、遠隔操作のような形で進めなければなりません。それでも、患者さんのプラスになるわけですから、これからも積極的に取り組んでいきます。
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