インフルエンザ 異例の早さで全国的に流行シーズン入り
先週15日、厚生労働省が、「インフルエンザが全国的な流行シーズンに入った」と発表し、注意を呼び掛けている。
例年、インフルエンザは12月から3月にかけて流行するが、今年はほぼ2~3週間ほど早く流行が始まったことになる。11月中旬での「流行入り」は現行の統計を取り始めた1999年以降、新型インフルエンザが猛威を振るった2009年を除くと、最も早いというから事態は深刻だ。
健保組合などで格安に予防接種を受けられるサラリーマンは、いまからでも遅くはない。早めにワクチン接種を受けるのが得策だろう。
参考までに現在、確認されているウイルスは、9割が09年に新型として流行したH1N1型。流行中にさらに別のタイプのウイルスが流行することも多い。ワクチンには4種類のタイプが含まれている。一度かかった人も接種を受けるのが無難ということだ。
インフルエンザ予防の基本は“手洗いとマスク”とは、よく言われるところ。そしてもうひとつ、こんな行動も大事らしい。あるベテラン内科医は、「診療の合間にこまめに水分を取るよう心掛けている」と語る。喉の粘膜を潤った状態にキープすることで、万が一、ウイルスが入り込んできても胃に流してしまうからだとか。
会社のデスクにペットボトルを置くとか、自分でお茶を入れて水分を取ることも対策のひとつかもしれない。