イグサは薬草として使われていた 「畳」は自然の空気清浄機

公開日: 更新日:

「例えばイグサの畳は1畳につき500ミリリットルの水分を吸うといわれています。夏、畳の部屋が涼しく感じるのは湿度が低いからです。しかも、シックハウス症候群の原因といわれる、ホルムアルデヒドといった揮発性有機化合物(VOC)やアンモニアなどの悪臭の原因となる物質や二酸化窒素を吸着するなど、空気をきれいにしてくれる機能も持っています」

 つまり、畳は呼吸器に優しい自然の空気清浄機ということだ。その吸水性故にカビが生えやすいため、日々の換気などメンテナンスが必要となるものの、日本人が健康のために作り上げた最高の建材のひとつだといえる。

■香りの効果で集中力アップも

 しかも、イグサは芳香性の高い植物で、この香り成分が畳を敷いた和室でのリラックス効果につながっていることが知られている。イグサの香りには樹木の香り成分や、バニラの香り成分であるバニリンなどが含まれており、鎮静作用を促進する働きがあるといわれている。

「畳の部屋にいると集中力が上がり、子どもの学習効果が上がることがわかっています。中学1年生と小学5年生計260人に対し、畳教室とフローリング教室でテストを実施。簡単な算数の問題を30分で何問解けるかを調べたところ、全体では正解率はほとんど差がありませんでしたが、解答数は畳教室のほうが14・4%高い結果となりました。その原因は畳教室では、畳の香りに加え、畳の吸音性や吸湿性で静かで快適な環境をもたらし“集中力の持続”につながったのだろうと考えています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?