過去の治療法は有効か? 低放射線療法が再び注目されている

公開日: 更新日:

 インフルエンザ流行期と重なり医療崩壊が懸念されている。そんな時に必要なのは「過去の治療法」ではないか? 

 弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長に聞いた。

 新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増えているにもかかわらず、重症者は低く抑えられている。

 その原因は日本人特有の感染症になりにくい生活習慣などといわれるが、実際は新型コロナ感染症の治療法が確立したからに他ならない。

「新型コロナウイルス感染症は8割が軽症で、治療が必要なのは基本的に残り2割で、この人たちは体内で新型コロナウイルスが増殖している状態なので、抗ウイルス薬により増殖を阻止します。症状が進行し全身に炎症が広がり、サイトカインストームが発生する段階では、ステロイド薬やインターロイキン6阻害薬などの抗炎症薬を投与し、重症化を阻止するのです」

 つまり、新型コロナウイルスの治療は抗ウイルス薬と抗炎症薬の組み合わせで治療することが、現時点で標準治療になっているというわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭