著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

食事や運動に加え「睡眠」も大事 寝不足は血糖値上昇の原因に

公開日: 更新日:

 生活を切り替えたのは、コロナによる外出自粛期間中です。自宅で丸一日過ごす日々にうんざりし、かといって日中、人がいる時間帯に外を出歩くにはマスクが必要。マスクなしで気持ちよく空気を吸いたいと思い、朝5時台に目覚ましをセット。早起きのために日付が変わる前にベッドに入っても、最初の数日間は眠れず、起きるのもつらかった。しかし、朝のきりっとした空気の中の散歩は想像以上に気持ちよく、なんとか続けられました。2週間ほど続ければ、次第に起きるのが苦ではなくなってきて、同時に、夜10時くらいからぐっすり眠れるようになりました。

 遅くまでパソコンの画面を見なくなったので、睡眠の質も良くなった。散歩で軽く汗をかいてシャワーを浴びたら気分がシャッキリし、午前中の仕事の効率も上がった。遅寝遅起きの時よりも、スピードアップで仕事をこなせるようになり、必然的にプライベートな時間や睡眠時間を確保しやすくなったそうです。

 体内時計の観点から、午前中が最も仕事の効率がいい時間帯だといわれているので、この女性の変化も納得です。朝型生活に切り替えて約半年。今では、朝4~5時に目覚め、夜9~10時には寝る毎日です。

 夜型人間だと思っていても、生活は変えられます。生活習慣病対策のためにも、早起き生活、始めてみてはいかがでしょう?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も