入院患者は他人に感染させる能力を持っているとは限らない
不完全ウイルスは1980年代ごろから研究されているという。
「不完全ウイルスは正常な完全ウイルスの活動を抑制しますが、それが病態に関わっていることもあります。例えば麻疹ウイルスでは不完全ウイルスが体内でできて、脳できわめてゆっくりと増殖し、致死性の脳炎を引き起こすことも知られています。ただし、不完全ウイルスは他者にうつる能力は失われています」
ただ「怖いぞ」と脅すばかりで、予想された患者増のための病床を準備せず、PCR試験の結果の意義やコロナウイルスの性質を正しく理解させる努力を怠った結果がいまの大騒ぎではないのか。