「きつめの大股の早歩きには、スクワットなどの筋トレと同じ運動効果があるのです。最大酸素摂取量の50%以上の強度の運動をすると、血中の乳酸濃度が上がり始め、筋肉増加に働く成長ホルモンを出したり、アミノ酸を取り込んで筋肉を修復し、筋肉を増やすように働きます。単にウオーキングだけでは最大運動強度の40%以下なので、『1日1万歩』を続けても筋肉は増えません」
インターバル速歩を5カ月続けると、体力は最大で20%向上、生活習慣病の指標は20%改善。うつ傾向の人や慢性関節痛の人も半数の症状が改善。認知症のリスクなどが下がることも8700人のデータで実証されているという。