筋肉<上>「何歳からでも筋肉量10~20%増は可能です」

公開日: 更新日:

 中年以降になると若い頃と比べて、「疲れがたまるようになった」「仕事で無理が利かなくなった」「徹夜ができなくなった」といった自覚症状を実感する人は多い。「年(老化)だから仕方ない」と言ってしまえばそれまでだが、同年代でも、ものすごく老け込んだ人もいれば、びっくりするほど若々しい人もいる。その差は何なのか。

 筑波大学・人間総合科学学術院の久野譜也教授が言う。

「人の老化度や健康度に差をつけている一番のカギは『筋肉』です。年を取れば誰でも、白髪が増えたり、老眼になったり、耳が遠くなったりと、衰えを感じるようになります。しかし、体の器官の中で筋肉は別です。中高年になって体力に陰りが見えてきたとしても、きちんと筋肉をつける運動をしていれば、その体力の衰えにストップをかけたり、逆に今より体力をアップさせたりすることが可能なのです」

 人間の筋肉は意識して鍛えていなければ、30代をピークとして以後、加齢とともにおよそ年1%の割合で減っていくという。10年で10%減だから、30代と比べて40代は10%減、50代は20%減、60代は30%減、70代は40%減となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値