目<下>眼科専門医が教える「スマホ老眼」を防ぐ5つのケア法

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 スマートフォン(以下、スマホ)の急速な普及に伴い、スマホの使い過ぎによる「スマホ老眼」と呼ばれる新種の老眼が急増している。加齢による本物の老眼とは異なり、目のレンズの役割をしている「水晶体」の厚みを調節している「毛様体筋」という筋肉が疲労し、ピント調節機能に一時的な不具合が起こるのだ。

 眼科専門医である「クイーンズ・アイ・クリニック」(横浜市西区)の荒井宏幸院長が言う。

「視力がいいと思っている人ほど、『自分はスマホ老眼にならない』と思い込んでいるケースが多いのですが、それは間違いです。なぜなら『生まれつきの目の良さ(視力)』と『スマホ老眼(目の調節機能のトラブル)になる可能性』には関連性がないからです。特に視線を遠くから近くに移したとき、もしくは近くから遠くへうつしたときに『見えにくい』『目がかすむ』と思ったら、スマホ老眼の可能性が大です」

 しかし、スマホ老眼は毛様体筋の疲労なので、日常的に「目のケア」を行うことで解消することが可能。どんなことを心がけるといいのか紹介してもらう。

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