寿命縮める運動量の激減は「グーパージャンプ」で解消できる
■朝夕合わせて30秒足らず
やり方は、いたって簡単。
①股下の長さよりも少し低い高さのテーブルを用意する
②跳び箱を跳ぶときの要領で、テーブルに肩幅よりも少し広いくらいにして両手をつく(写真A)。体をテーブルに近づけすぎないようにして前傾姿勢を保つ
③その体勢から足を揃えてジャンプし、空中で足を開いてから着地する(写真B)
④そのまま続けてジャンプして、今度は足を閉じて着地する。関節を使いながらふんわり跳んで、ドスンドスンと音を立てずに着地するのがポイント
「足を閉じる『グー』を1回、開く『パー』を1回として数え、朝10回、夕方に10回行うだけでOKです。朝夕合わせても30秒もかかりません。体重がかかる大きな筋肉が動くうえ、股関節を左右に開いてよく動かすことになるので、これだけで転倒しづらくなります。物足りなくなってきたら回数を増やすのはもちろん良いのですが、回数とスピードを増やすよりも跳ぶ高さと幅にこだわり、毎日継続することが重要です」
グーパージャンプは「最低限これだけできていれば大丈夫な運動」として考案されたもので、まったく運動をしてこなかった人や高齢者でも、これなら無理なく続けられる。
長引く自粛生活で運動量が減っている人はすぐにでも始めたい。