ワクチン副反応 接種者の本当の声「痛みで家事もできず…」
では実際にそのような副反応が出た場合、どう対処すればよいのか。
「腕の痛みや発熱に関しては、市販の鎮痛剤のロキソニンや解熱鎮痛剤を使う。私は、お腹の痛み止めの薬と下痢止めを服用しました」
厚労省や自治体、ファイザーなどは、ワクチン接種や副反応に関する相談センターを設けている。たとえば「東京都新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター」は土日祝日を含む毎日24時間対応だ。どのワクチン接種でも副反応が起こる可能性がある。副反応はワクチンが免疫をつけるための反応であるものの、接種後2~3日経っても改善しなかったり、気になる症状があれば、電話相談を。
厚労省は「ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症の既往歴のある人は接種できない」としている。アレルギー体質の場合、接種の判断はどうすればいいのか?
「体温や体調を診て判断するのですが、大抵の人は接種することになると思います。ただし接種後、通常は15分間安静にして待機するのに対し、アレルギー体質の人は30分ほどの待機が必要」