ワクチン接種後の死亡事例は本当に「まれなケース」なのか? 7/17~7/30で170件

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 むろん、この170件はあくまでも7月17~30日に新たに報告されたワクチン接種後の死亡事例数であって、その期間内の死亡事例数ではない。

 では、期間内のワクチン接種後の死亡事例数はどうか?

 実際に、専門部会に提出された資料から死亡事例を数えると、少なくとも41件見つかった。

 注意したいのはこの41件はあくまでも途中経過の数字であることだ。7月17~30日にワクチン接種後に亡くなった事例報告は今後遅れて集計される可能性がある。そこで、その2週間前である7月3~16日での比較をしてみた。

 するとワクチン接種後に亡くなった事例数は少なくとも142件で、その間の全国での新型コロナ感染後死亡事例数は212人だった。

 さらに2週間前はどうか? 6月19日~7月2日でワクチン接種後死亡報告事例は少なくとも201件で、その間に全国で感染後に死亡した人の数は482人だった。

 政府はワクチン接種後に亡くなる事例は「ごくまれなケース」と言う。ならば、感染で死亡した人はどうなのか?

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