ワクチン接種後死亡1155事例を厚労省が報告 前回8月25日より62例増加
新型コロナワクチン接種後に報告された死亡事例が9月3日までに1155例に上ることがわかった。10日開催の新型コロナワクチンの副反応を検討する専門家の合同部会に厚労省が報告した。8月25日開催の前回報告では1093例で、62例増えたことになる。
1155例の内訳は、米ファイザー社製ワクチン接種後に死亡した1127例(報告が重複した5組、取り下げられた10例を含む)、米モデルナ社製ワクチン28例。2月17日から接種がスタートしたファイザー社製は8月22日までに1076例、8月23日から9月3日までにさらに51例の死亡報告があった。5月22日から接種が始まった米モデルナ社製は8月22日までに17例、8月23日から9月3日までに新た11例が報告された。
専門家の評価は、米ファイザー社製が8月22日までの1076件を対象に行われ、因果関係評価αβγのうち「α」(ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの)0例、「β」(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)7例、「γ」(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの)1069例。米モデルナ社製は8月22日までの17例について行われ、「β」1件、「γ」16例だった。