血管<上>若々しく保つための3つのポイント 食事がカギを握る
■高血糖が最大の原因
その予防のためにも、まずは血液と血管を健全に保つ食事を日常的に心がけることが大切だ。食事のポイントは次の3つに集約できるという。
①糖質、塩分、中性脂肪の摂取量を減らす
②良質のポリフェノールをたっぷり取る
③コラーゲン(動物性タンパク質)とビタミンCをしっかり取る
①は、血液中に糖質、塩分、中性脂肪が多いと、血管内皮に炎症が起こりやすいから。特に糖質と塩分を意識して減らすことが重要になる。
「血管を老化させる一番の原因は高血糖です。血糖値を上げるのは、スナック菓子、清涼飲料水、フルーツ、炭水化物といった糖質が多い食事ですが、要注意なのはフルーツです。フルーツの甘味成分である果糖やブドウ糖は、他の糖質より素早く吸収されます。ですから、食べるタイミングは『朝食のとき』がいいのです。エネルギー消費の少ない寝る前や、空腹時にいきなり食べると急激に血糖値を上げてしまうのです」