国内で確認された「オミクロン株」はどのくらい脅威なのか
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が国内で確認された。WHOは「世界的なリスクは非常に高い」との見方を示し、モデルナ社のバンセルCEOは、ワクチンの効果が「従来の変異株に比べてかなり弱い」と発表している。
【Q】「オミクロン株」は現在、どの程度の脅威とみられていますか?
【A】「まだ詳細に解析されていませんが、その感染力について、南アフリカではデルタ型を上回ると報告されています。これまでで最も変異が多いタイプと思われ、ヒトの細胞表面にある受容体と結合するスパイクタンパク質の部分に関しては、わかっているだけでも32個以上の変異が見つかっています。それが南アフリカを中心に急激に増加しており、英国や香港、イスラエル、オーストラリアなどでも見つかっていますが、オランダでは1度に15人もの感染が明らかになりました。もっとも、重症化する度合いは低いと報告されています」
【Q】国内での蔓延を予防する方法は?