鍼を体に刺して痛くないのか? 心地よくて寝てしまう人も
おそらくこの疑問は、鍼の施術をまだ受けたことのない人の中で一番気になる点ではないかと思います。
確かに体に鍼を刺すわけですから、なんらかの感覚はあります。でもそれは痛みというより、ずぅーんと響くような感覚。場合によっては、温かい毛布に包まれている感じを受けることもあり、人によっては気持ち良くて寝てしまうほど。乳幼児からできる「小児鍼」もあり、それに慣れているお子さんは、「気持ちいいから鍼やって」とせがんでくるほどです。
ちなみに日本の一般的な鍼治療で用いられる鍼は直径0.18ミリ前後のものが多く、大変に細いために世界的にソフトな鍼として高い評価を受けています。日本人の髪の毛の太さの平均がおよそ0.08ミリ、歯ブラシの毛1本の太さがおよそ0.2ミリといわれていますので、その細さをご想像いただけると思います。
さらに鍼の先端の形状にも工夫がされている上に、この鍼を日本オリジナルの鍼管を使うことでさらに不要な痛みを起こさず、効果を引き出すように工夫されています。