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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【黒豆】「腎」の働きを高めて生命力と気力を養い老化を防ぐ

公開日: 更新日:

 黒豆は甘煮のイメージが強いかもしれませんが、大豆と同じように煮物やスープなどの具材に使ってもおいしくいただけます。

 また、カレーやトマト煮など洋風の料理に使っても、独特のコクがあり、おいしく仕上がります。既成概念にとらわれずに、いろいろな料理にアレンジしてみることは認知症防止にも役立ちます。積極的にメニューに取り入れてみましょう。

 黒豆を水で戻して、ゆでてから冷凍しておくと手軽に使えて便利です。ゆで汁は黒豆の効能がたっぷり入ったエキスです。塩を足してお茶として飲むとよいでしょう。

 また、常備菜としておすすめなのが「黒豆の黒酢漬け」です。ゆでたての黒豆を容器に入れ、ひたひたになるまで黒酢を注ぎ、2~3時間おいて完成。1週間程度、保存が可能です。

 黒酢も腎の働きを高める作用があるため、より老化防止に効果的な一品に仕上がります。そのままお茶請けにしたり、サラダに使ったりするとおいしくいただけます。

 最近では黒豆の水煮もスーパーで販売されています。調理が難しいときは、黒豆茶も便利。こまめに取り入れて、生涯現役を目指しましょう。

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