自由診療歯科医が教える歯のケア(6)インプラントはどんな歯科医に任せるべきか

公開日: 更新日:

「大切な患者さんのために虫歯や歯周病でも納得のいく治療をするために、公的保険では使えないような材料や手法を使い、時間をかけて丁寧に行う自由診療歯科医師も大勢います。彼らが自由診療歯科医師を続けていられるのは高い治療費に見合う腕があり、患者さんを長く満足させられるからです」

 中高年になると、普段の口腔衛生状態や歯ぎしりによって口腔内が大きく変化する。そのため、総合的に判断できる一般歯科の知識や経験がとても重要になる。

「医師だと治療結果の公表などにより一般の方でもその医師の専門性が判断できると思います。しかし、歯科にはそのような制度がありません。手先の器用さだけでなく治療後の洞察力などの総合力が求められます。それを知るためには経験10年以上の歯科衛生士の方や歯科技工士の方に聞くといいかもしれません。彼らは独自のネットワークを持っていて、インプラントを手掛ける歯科医師の本当の評判を知っている可能性があります」

 どうせ評判を聞くなら歯科医師の方がいい、と思うかもしれない。しかしそれは間違いかもしれない。

「インプラントを手掛けていない歯科医師の推薦はうのみにしないようにしましょう。インプラントの歯科医師に患者を紹介する代わりに何らかの利益を得ていないとも限らないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」