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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

甘エビは晩酌に食べたい 睡眠の質を向上させるグリシンが豊富

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 また、疲労回復や肝機能の向上に役立つタウリンも豊富です。二日酔いや悪酔いを予防するためにも、おつまみとして食べるのもいいですね。

 特有の甘味に含まれるのはグリシンやアラニンなどのアミノ酸です。グリシンは体の中で作り出すことのできないアミノ酸のひとつで、取っておきたい栄養素。睡眠の質を向上させる作用があるので、就寝前に取ることで深く良質な睡眠を得られることがわかっています。夕飯や晩酌の際に食べるのは理にかなっているといえるでしょう。

 そして、体内でコレステロールに吸着する作用を持つキチン・キトサンも含まれています。傷の治りを早くする効果も報告されている話題の栄養素です。

 その他、がんや生活習慣病の予防に効果的で、赤色の天然色素成分であるアスタキサンチンも、甘エビには多く含まれています。

 キチン・キトサンもアスタキサンチンも甘エビの殻や尾に特に多いので、お刺し身などで殻が余った際には唐揚げなどにして食べるなどの工夫もいいかもしれません。

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