薬なしで花粉症の症状を抑えたい 自宅でできる方法は?
東洋医学では花粉症という病気を、その人の体質や体調の乱れ・悪化に伴う体の歪みによって引き起こされる病気としています。そのため、体質改善のための全体治療と、今の症状を緩和させる部分治療の2方向で対策を講じます。
たとえば、鍼灸治療では何を行うか? まず全体治療では、その人の体質によりますが、おへその部分のツボ、神闕にお灸をします。おへそは小腸の真上にあり、もともとは母体から胎児への栄養や酸素の補給口でした。
なのでこのツボは腸への影響も大きく、疲労回復にも効果があります。もし体が疲れていたり弱っていると感じた時は、カイロなどで温めることをお勧めします。
そして次に部分治療ですが、こちらは小鼻のすぐ両脇の迎香と、その小鼻から指1本分外の巨りょう、そして両眉の中央点にある印堂というツボを、親指や人さし指で軽めに3秒間、3セットで押してみると症状が改善します。
この場合、痛いより気持ち良い感覚、よく言われる“イタ気持ちいい”程度の強さの方が効果が出やすいです。